はじめてのお通夜

2017年04月24日

葬儀の世界では友引は避けられるという考え

葬儀の世界も最近は、様々に変わってきています。それは主に、現代の生活や考え方に合わせるような形で変わって来たものが多いといえるでしょう。ただし、現在ではあまり使われていないことが残っていることも実はたくさんあります。

その中でも有名なのが葬儀は友引を避けるという習慣です。現代ではかなり柔軟に対応する人が多くなってきた大安や仏滅などの六曜の考えです。それでも友引の葬儀だけはかたくなに避けられている背景にはどんなことがあるのでしょうか。

これは葬儀の日がこの六曜に当たると葬儀を次の日にずらすという考えです。そのため、葬儀の前の夜に本通夜、そしてその前の夜に身内で仮通夜を行なうことになります。お通夜自体は友引でも大丈夫です。そもそもこの日は六曜の一つとされています。

これは古代の中国で武将の戦の占いに使われた考え方でした。最初は時刻の吉凶を定めたものでしたが、日の吉兆を出すものと変化していきました。実はもともとの意味は、先勝・先負の間に入って勝負無しということだったそうです。

しかし、いつの間にかその意味を取り違えられ、その漢字から友に影響を与えるの意味と解釈されるようになりました。そのため、この日に葬儀を行うとなくなった人が友を引き寄せて一緒に冥土に連れて行くという迷信となり、葬儀を避けるようになったとされています。また、葬儀を避けるべき日と昔から日本で信じられてきた友曵方と混同されて、この日も葬儀にはよくない日とされたという説もあります。

どちらにせよ、葬儀を避ける習慣は、仏教の教えとは関係のないことと言えます。そのため、宗派によってはこの日を避ける必要はないとはっきりとといているところもあります。しかし、実際にはこの日に火葬場をお休みするという地域もあります。

そういった地域に住んでいる方の場合には、どうしても翌日が混雑してしまうことになります。ひどい場合には、その日に火葬が行えないというような事態が起きることもあるといいます。注意をする必要があるでしょう。もしも、あまりこだわらないという方で、近くの火葬場が空いているようでしたら、この日ににやってしまうという手もあるでしょう。ただし、その場合には、親戚の方などにきちんと了承してもらう必要があります。まだまだ気にされる方もいるのが現実です。強引に行うようなことなく、不安を解消した上で、落ち着いて火葬を行えるようにするとよいでしょう。また、この日を避けて行う場合には、まずは火葬場に予約を取っておくようにするほうがよいでしょう。実際にも火葬場の予約を取った上で葬儀の日程を決めるようにしたほうが安心です。

[参考]
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